●薄味でサクサク引けるだけのへら竿は、果たして面白いのか―もっと、大きく曲げて濃厚に味わえ、なおかつ素直に取り込める竿はないのか。こうした、へら師の要望を具現化したのがシマノへら竿史上「最細」に仕上げられた(飛天弓 柳)です。軟らかくて細い竿の胴は、曲がりきったら元に戻らず、ブレだしたら止まらないため、かつては安定感を得るため径の太さが要りました。当時の管理釣り場をはじめとした「大型志向」の高まりも、道具に影響を与えました。令和元年、シマノは技術革新によって、その問題をすべて解決する時代を迎えました。基本構造(スパイラルX)と強化構造(ハイパワーX)の全身X構造によって、細身に仕上げても「ブレ」が抑えられ、しかも「大きく曲がってしっかり引ける力強さ」をも兼ね備えることができました。この(飛天弓 柳)は、へらに絞られると本調子よりも胴方向へ乗る柔軟さと、硬さランク1-3の感触が、絶妙なハーモニーとなり、コクのある濃厚な釣り味を愉しめます。そして竿が曲がりきる寸前、内から湧き出してくる芯のある復元力が腰となり、へらが玉網に入る寸前まで竿はしなるが、ブレず、素直に取り込めます。
価格は¥64,514円