甲州名物として江戸時代より伝わる鮑(あわび)の煮貝。海のない山梨県で鮑が名物となったのには、憧れの海の幸を故郷まで届けようと、煮付けにして運ぶあいだに味がよく染み込み、よりおいしくなったという先人の知恵がありました。この甲斐の国で、天正5年(1577年)の創業以来、400年以上もの昔から海鮮問屋を営んでいる老舗が〈湊與(みなよ)〉です。時代は移り変わっても、確かな目利きで御馳走を探求する姿勢は変わらず、今に受け継がれています。その<湊與>自慢の一品がこちらの「牛肉のロースト鮑醤油仕立て」。鮑の滋味を最大限に引き出す伝統の技法と、豊かな自然で育った良質の牛肉の出会いによって生まれた、この新しい美味は、2013年度のモンドセレクションでも最高金賞を受賞しました。牛肉はワイン粕を餌に混ぜて育てた甲州ワインビーフを使用。じっくりローストしたモモ肉を、磯の旨味と薫りをたたえる鮑醤油だれに漬け、ゆっくりと寝かせて仕上げてあります。素材の持ち味はそのままに、コクのある鮑醤油だれが肉本来のおいしさを引き立て、鮑の香りが高級感を添えます。お好みで薄く切っても厚く切っても、贅沢な食感に。山と海の恵みが織り
価格は¥10,800円