時間は、目で見ることが出来ない不思議な存在です。
そんな時間を可視化する腕時計というプロダクトも、少し不思議な存在だとは思いませんか。
1秒ずつ過ぎゆく時間は、刻々と直線的に進んでいくように思えるものです。
しかし、そんな規則正しく進む日々の時間とは別に、1秒、1日、1年、千年.と折り重なるように残されていく時間もまた存在しています。
それは、歴史という悠久の時間です。
色のかさなり、時のかさなり 「かさね」シリ-ズは、平安時代の装束の袖口などに見られる「かさねの色目」をもとに生まれたもの。
昔の人々は表地と裏地の色が異なる衣を身につけ、季節に合わせてその配色を楽しんだのでした。
はなもっこの「かさね」にも、そんな古くからの色を楽しむ日本の心が残されているようです。
露草(つゆくさ)はの色は名前の通り、朝露に濡れる植物を連想させる色合い。
ラピスラズリと呼ばれる青い鉱石を砕いた瑠璃(るり)をベ-スに、控えめに輝く純銀箔、紫色のアメジストを砕いて作った紫鼠(むらさきねず)、そして水晶の岩絵具.