木地師と呼ばれる漆器の木地を作る職人さんがいます。
漆器を作る上で欠かせない職人さんですが、年々その数は減少しており、木地を海外生産している産地も増えてきています。
そんな木地師としての仕事を守り、さらなる高みを目指しているのが匠頭漆工(ショウズシッコウ)です。
技術を最大限に詰め込んで木でも光を感じることが出来るボウルの薄さ、そこから一体的に伸びる、曲線的なステム。
木とは思えないガラスのワイングラスのような滑らかな美しい形が特徴の木製ワイングラス URAHA 裏葉。
手仕事と機械を融合させることで実現できるこの形は、「木」という素材を知り尽くした木地師だからこそ可能にしたもの。
薄引きの技術だけでなく、特に薄く細い部分は、木の中の水分により歪みが発生するため加工前の木材の乾燥方法から試行錯誤を繰り返し、ようやく見出された独自の乾燥方法によって実現しています。
通常お椀は外側を挽いてから中側を挽いて完成しますが、その5~10倍の工程を経てようやく完成しているという手の込んだものなのです。
形を作.