大正時代、日用品の中にも美術品に劣らない美しさがあると新たな価値観が提唱されました。
現代では、私たちはモノよりコトへ価値を探し、何かを多く持つことから住空間や食に豊かさを求めてきました。
日常の中では、余分なモノを持たず、自分に必要な確かなものを効率的に手にしたいと考え、厳選した日用品を探しています。
そうしたモノ選びの中では、使いやすさ、丈夫さ、温かさがあるモノが長く使えて愛着が生まれ、日々に豊かさや美しさを見出す気がします。
温もりのある焼き物を生活に取り入れるとき、気になるのはその扱い方。
いわゆる土ものと言われる陶器は繊細で、日常使いに躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。
そんな方にはまず、丈夫で扱いやすい磁器から挑戦してみることをおすすめします。
陶石から作られる磁器は生成時1200℃以上の高温で焼かれ、食洗機やレンジも問題なくお使いいただけます。
磁器と一口に言っても、色鮮やかな絵付けが特徴の九谷焼、品のある白さが特徴の有田焼と、産地によって様々な種類があります。
その中で今回.