お弁当箱を買い替える時に、気になるポイントはどこでしょう。
大人になると、手軽に作ったものや、前日の残り物を入れることも多いお弁当。
持ち運びに気を遣わず、臭いやシミが付きにくいなど機能的な面も気になります。
いっその事、見た目は気にせず開き直って適当なプラスチック容器に詰めることもありますが、本心はお気に入りのお弁当箱でランチを楽しみたいというものです。
憧れのお弁当箱というと、記憶の一つに祖父が使っていたアルミ製と思われるお弁当箱がありました。
それは、余計な装飾がないシンプルな金色のお弁当箱で、気づいた頃にはすでに少し凹みがあったり傷が出来たりして年季が入ったものでしたが、幼い子どもが見てもなんだか特別にかっこよく、同じ中身もやけに美味しそうに見えました。
使い続けて生まれる味わいを学んだのは祖父世代の持ち物なんではないかと思える記憶でもあります。
戦中戦後の世代は、ものを大事にしてきた方々で、当たり前に生まれた経年変化で、その美徳は大量生産の時代が振り返らせたことだと改めて感じる記憶でも.