【送料無料】本物より本物に。ボタンは服づくりにとって縁の下の力持ち的な存在です。毎回どのボタンを使うか悩むのですが、白シャツはシンプルなだけにボタン選びには特に力が入ります。そんなボタンの製作現場を今回取材させていただきました。おじゃましたのは、栗や黒豆で有名な兵庫県丹波市にある「関西釦株式会社」さん。近年では、分業制で生産するボタン屋さんが多いのですが、関西釦さんはボタンのもとになる板材から磨きまで一貫生産されていて、取材では四代目社長の林さんに樹脂ボタンの作り方を教えていただきました。今回のシャツで使っているのは、ポリエステル樹脂で作った貝調ボタン。天然貝を使ったボタンはナチュラルで魅力的なのですが品質の安定がむずかしく、割れやはがれなどの問題も起きやすい。それでも昔は自然な色合いに惹かれ使ったりしていましたが、技術が向上し天然と遜色ない樹脂ボタンを作れるようになってきて、最近はもっぱら樹脂の貝調ボタンを使っています。さて作り方ですが、ベースの白のほかに赤・青・緑と色素をそれぞれ混ぜた4色の原料を何層にも分けながら、年輪のように重なった板材を作ります。その板材が完全に固まる前に、ク
価格は¥9,790円