創刊30周年を機に誕生した『サライのおせち』も今年で6回目。昨年は、北陸新幹線の延伸を記念して、北陸3県の美味を盛り込んだおせちをお届けして、人気を博した。その好評に応える形で、今年はさらに北陸ならではの食文化を活かした献立を追加して、各重箱にまんべんなく詰め合わせた。その魅力を『サライ』編集長の三浦一夫は次のように語る。「今年も〝北陸〟をおせちのテーマにしましたのは、元日に被災した北陸を応援したい想いもありますが、何より北陸には山海の美味があふれているからです。新たに追加したメニューには、鰤塩麹焼や真鯛生鮨昆布掛けなど、発酵食品や昆布を多用する北陸の食文化を象徴した献立が入る一方で、福井のくるみ羽二重餅や、石川の合鴨治部煮など各県で古くから親しまれている郷土料理も加えています。例年同様、試食を重ねて、どのお重も甘みや塩味、酸味など、味のバランスを配慮しながら詰めていますので、食べ飽きることがありません。大人からお子さんまで楽しめる内容で、まさにこれまでの知恵と技が集積した〝サライのおせちの決定版〟といえます」制作を依頼したのは、今回もおせち専用の工房がある富山市の料亭『千里山荘』。北
価格は¥27,000円