新潟県越後地方に伝わる「へぎそば」は、つなぎに布海苔(ふのり)という海藻を使った蕎麦で、ヘギ(片木)と呼ばれる四角い器に盛り付けられたことからその名がつきました。そのへぎそばの有名店が<長岡小嶋屋>。高品質の玄そばを丁寧に石臼で挽き、海藻の布海苔(ふのり)だけをつなぎにした独自の製法によって創られたそばが、こちらの「越の海藻挽き(くさびき)生そば」です。石臼で挽くことによって、摩擦熱が起こりにくく、風味を損なわず、石臼面に閉じ込めた状態で実を粉砕するので、香りも逃しません。そば粉の粒子の角が取れて丸くなり、しっとりとした滑らかなそば粉に仕上がります。つなぎには、布海苔の中でも、加熱しても弾力を失わない「フクロフノリ」を使い、特有のつるつるっとしたのど越しと、弾力ある食感を生み出しています。こうして、流れるようなのど越しの滑らかさ、独特の歯ごたえあるコシの強さ、風味と香りの豊かさと、おいしいそばの条件を見事に満たした、「越の海藻挽き生そば」が出来上がります。生そばのおいしさを引き立てるのは、鰹節の一級品と言われる鹿児島県産の「本枯れ節」と、北海道産昆布の出汁の旨みが生きるこだわりの自家製
価格は¥5,616円